アポトーシスとは？

多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で、個体をより良い状態に保つ為に積極的に引き起こされる、管理・調節された細胞の自殺すなわちプログラムされた細胞死の事。
◎がん化した細胞（そのほか内部に異常を起こした細胞）のほとんどは、アポトーシスによって取り除かれ続けており、これにより、ほとんどの腫瘍は成長が未然に防がれている。また、生物の発生過程では、あらかじめ決まった時期に決まった場所で細胞死が起こり(プログラムされた細胞死)、これが生物の形態変化などの原動力として働いているが、この細胞死もアポトーシスによって起こる。例えば、オタマジャクシからカエルに変態する際に尻尾が亡くなるのはアポトーシスによる。